アメリカのハイスクール生の授業ノート「キャッチャー・イン・ザ・ライ」 の授業で
「キャッチャー・イン・ザ・ライ」The Catche in the Rye :J.D.Salinger のハイスクールの授業
地元のハイスクール9年生(日本の中学3年生〜高校1年生に当たる)の女の子の授業のノートから。
まず、上記の写真は、国語の先生が、見本として生徒に配ったコピー。
こんなふうに「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の一部を本からコピーして、線を引き、
自分で深読みしたり、シンボルを分析して、それを自分で余白に書き込んでいく。
これは、上記の先生の分析を見本に、ハイスクール生の女の子が
自分で 分析したい所を 自分でコピーして 自分で分析して それを余白に書き込んでゆく。
こういう分析を 1冊の本を読む間に、たくさんする。
自分でたくさん分析をしたり、授業で先生やほかの生徒と話し合い、
先生から 意見やアドバイスをもらい、 1冊の本を読む間に
いくつかの短い作文と、長い作文を仕上げる。
これは、長い方の作文。 先生は、生徒の作文を細かくチェックして、
作文の評価を この場合、赤ペンで最後に書いて、点数をつける。
1年間の学期は4学期に分かれ、1学期間に授業では2〜3冊程度の本を読み切る授業をする。
授業時間以外で、数冊 本を読み切る宿題が出される。
評価は、授業に積極的に発言したりできるか、数回あるペーパーテストで本の内容などを理解しているかなど
を試験する、提出する宿題の 分析、作文などの評価、 本の中の何かのシーンを 絵 にしたり、
モデルを作ってプレゼンテーションしたり、図工のようなこともする、など 一つ一つに点数を付けて評価する。
宿題が多くて毎日毎日勉強時間が長く大変だが、評価がペーパーテストだけに偏らないので、
努力しだいで 高い成績を取ることが可能だ。
これも、少人数制で(15人から22人くらい)、先生が細かく指導できる余裕があるからできることだと思われる。
この高校は、公立のハイスクール。