教室:第6章

(52)ニューヨークの恋の季節は 夏 夏だけです。

リリー先生「5年前、ギャツビーとデイジーが出会ったのは 秋 でした。 秋 は、 恋の季節ですか? ぜんぜん 違いますね。 秋は、これから 冬が始まる季節、冬、それは色の無い 無彩色の死の季節。 秋に出会ったということは、すでに、 この恋の 悲劇的な終末…

(51) ギャツビーは、汚れない。

リリー先生「ギャツビーは ここまで成り上がるために 汚いことをたくさんしてきました。 不正で成り立った 夢 です。 でも、それは、全部 デイジーのため to get her でした。 not for me ギャツビー自身のためにやってのではない。 ギャツビーは still pure…

(50)グレートギャツビー中、もっとも引用される文章はここ

リリー先生「この小説のなかで、最も引用される部分がここです。 原書: p.110 1行目〜4行目 ” You can't repeat the past." " Can't repeat the past?" he cried incredulously. " Why of course you can!" 村上春樹版:p.202 「過去を再現することなんてで…

(49) 「あなたを愛したことなんて一度だってなかった」と言って欲しかったのに

リリー先生「パーティーが終わって、トムとデイジーが帰ってゆき、 ギャツビーは しょげちゃって、ニックに ぶつぶつ 言ってましたね。 ギャツビーが このパーティーで 願っていたのは、これだけ、 トムに向かって、デイジーが「あなたを愛したことなんて一…

(48) トムとデイジー、ギャツビーのパーティーへ来る

リリー先生「第3章から始まったギャツビーのパーティーは、絢爛豪華なパーティーの描写でした、 そのギャツビーのパーティーは、デイジーの目を通して見て、どうだったでしょう? デイジーの目を通してみたパーティーは、痛ましいもの sad, pathetic でした…

教室(47)第6章 アメリカ文学では 女は いつも トラブルの元

リリー先生「Ella Kaye という女性が出てきますね。 Cody の遺産をねらっていました。 アメリカ文学では、「女性」 はいつも トラブルの 元です 」

教室(46)第6章 ダン・コーディーは ギャツビーにとって金持ちのロールモデル

リリー先生「Dan Cody から ギャツビーは 金持ち how to be rich について学びました。 金持ちは どう振る舞うか、どんな言葉をしゃべるのか どんな服を着るか、どんなふうに暮らすのか ギャツビーは 貧しい 階層で生まれ育ったので、 Dan Cody との出会い無…

教室(45) 第6章 これが純正のアメリカンドリーム=ギャツビーはアメリカンドリームの権化

リリー先生「 He was a son of God and he must be about His Father's business. (大文字のFatherは神) (原書:p.98 18-22行目、 村上春樹版:p.181 4-8行目 彼は一人の神の子供・・父なるものの仕事に従事し・・ジェイ・ギャツビーなる人間を創造したので…

教室(44)第6章 ギャツビーは ドイツ系? ユダヤ人?かもしれません?

リリー先生ジェイ・ギャツビー Jay Gatsby の本当の名前は、 ジェームス・ギャッツ James Gatz でしたね。リリー先生 「 James Gatz この名前は、たぶん ドイツ系 、おそらくは、ユダヤ人ではないかと、思われますね。 ユダヤが 入っている感じを受けます。 …